技術書典6に初のサークル参加して合計300部(くらい)売れた話 & 執筆のススメ
技術書典6にて初めてサークル参加してきたので振り返ってみます。
設営完了しました!
— ソネットそねお (@ATH_ray_) April 14, 2019
こ20でお待ちしてます!#技術書典 pic.twitter.com/sGEUdlcHub
まず、なぜ技術書典に出店してみようかと思ったか。
きっかけは技術書典からのこのメール。
元々、ブログとかで文章を書くのは割と好きだったので、「好きなイラストレーターさんに表紙を描いてもらいたい」というめっちゃ俗な感情から、本を作ることにしました。実際表紙は大事だと思うので一石二鳥(?)。
出した本は
で紹介した、
「ゼロから始める情報幾何」 紙書籍のみ:1000円
「IBM QとBlueqatでゼロから始める量子コンピュータ」 紙書籍+pdf:1500円
+ 一緒に出した @mi_mmitti さんの「FPGAで実装したUSB Audio I/Fの本(USB-MIDIデバイス編)」 1000円
です。
「ゼロから始める情報幾何」は、このブログで勉強のログとしてまとめていたものを再構成したものです。なので、技術書典にかけての労力はそこまで大きくなかったです。
おかげさまで紙の分100部は完売しました(完売すると思ってなかった)。
pdfはboothで頒布中です。
「IBM QとBlueqatでゼロから始める量子コンピュータ」は、3月末になっても、参考にしてる講義で勉強してる最中だったので、締め切りギリギリまでどういう構成にするかも決めず、逐次的に書いてました。結果としていい本になったとは思うのですが、心臓に悪いのでもっとスケジュールをちゃんとすべき(戒め)。
こちらは140部くらい売れました。
紙版を引き続きboothで頒布しています。数日でboothの倉庫に届くと思います。予約開始中です。
@mi_mmitti さんのFPGA本は47部売れたそうです。なかなかニッチな分野だと思いますが、だからこそ熱がある方がいらしてた印象です。
ということで、サークル合計としては約300部頒布しました。
印刷は日光企画さんを、ポスターは布ポスターが欲しかったのでポスターラボさんを利用しました。
あとは当日思ったことを述べていくと、
・1箇所で複数の本を頒布する場合、サークルチェック数は本ごとへの注目の合計なので、鵜呑みにしてはいけない(ちなみに最終的なチェック数は194。2日前は100とかだった)
・「こ」とか壁側のサークルは、向かいだけ見て素通りしていく方が結構多い
- 手に持つPOPとか、もっと大きなポスタースタンドを用意するべきだったかも
・明らかに酸素が薄い(天井が低い分、ぶっちゃけコミケよりやばかった気が)
・最混雑する時間はコミケ並の人の多さ(さすがに列形成とかはあんまりなかったと思いますが)
・「かんたん後払い」の手数料、めっちゃ便利なのですが、日本の技術書イベントの決済手数料がpaypalなど海外に吸い込まれていくの、なんかもにょるので、日本発の企業か、技術書典専用の決済の方がいいな〜感
最後に伝えたいのは、勉強したこととか研究したことを本にして頒布すると、けっこうなお小遣いになるし、忙しくてなかなかサーベイできない社会人など、読む人にとってもプラスだと思うので、時間に余裕のある学生は本を作って頒布すると、みんなハッピーになって良いと思います。何より、ブログ書いてても思ったのですが、何かしらアウトプットした方が、自分がわかっていないことが浮き彫りになるし、理解も深まるので自分のためになります。
原稿さえできてしまえば、あとの搬入などは印刷業者さんがしてくれますし、楽ちんです。入稿はpdfでできます。
入稿で思い出したけど、日光企画に入稿するときノンブルが必要だったので、このツールでノンブルをつけました。
https://kauplan.org/pdfoperation/
まぁ、わからないことがあったらggれば技術書典に参加してる人のブログがわんさかあるので、特に困ることはないはず。
ということで、あんまり内容のまとまりがない参加報告でした。
当日来ていただいた方々、ありがとうございました!